愛知県と岐阜県で夏の風物詩、伝統漁・鵜飼を鑑賞しに行こう!

夏の訪れを感じられる鵜飼。
今では「漁」というよりは「鑑賞・パフォーマンス」として行われています。
日中の暑さから逃れて日が沈んだ時刻に涼みながら、
船上で間近で鑑賞できるのはなんとも風流です。

鵜飼について、愛知県内または東海地方で鑑賞できる場所や楽しみ方などをまとめてみました。

鵜飼とは

鵜飼(うかい)

鵜を使ってアユなどを獲る、漁法のひとつで、
そもそも稲作とともに中国大陸より伝えられたと言われているそうです。
中国・日本ではもちろんインドなどでも行われていたそうです。
また、ヨーロッパでは16世紀から17世紀の間、スポーツとして行われていたそうです。

鵜匠(うしょう)

鵜飼漁をする人を鵜匠(うしょう・うじょう)または鵜使い(うつかい)といいます。
(漁法と同じ「鵜飼」ともいいます。)
その装束は風折鳥帽子(かざおれえぼし)、漁服(りょうふく)、胸あて、腰蓑(こしみの)、足半(あしなか)を身に着けています。
色は黒か紺色。これは鵜が自分と反対の色に警戒心をもつと言われていることからだそうです。

愛知県または東海地方で鵜飼鑑賞できる場所

国内で鵜飼は十数ヶ所で行われています。そのなかで特に有名なのは長良川鵜飼です。

うかい鑑賞できる場所は、
愛知県では1カ所
岐阜県では2カ所 あります。

愛知県で鵜飼鑑賞できる場所

会 場 名:名勝日本ライン 木曽川うかい
住  所 :〒484-0081 愛知県犬山市犬山北白山平2番地先
T E L :0568-61-2727 (木曽川観光(株))
開催期間 :4月~5月(平日のみ):9:30〜16:00
6月〜10月15日:9:30〜18:00
開催期間 :毎年6月1日〜10月15日
駐 車 場:25台 ※中・大型車要問い合わせ。バスは入れない。
HP・予約など、詳細はこちら

岐阜県で鵜飼鑑賞できる場所

会 場 名:ぎふ長良川鵜飼
住  所 :〒500-8009岐阜市湊町1-2
T E L :058-262-0104 (岐阜市鵜飼観覧船事務所)
営業時間 :8:45~17:30(鵜飼開催中は20:00まで)
開催期間 :5月11日~10月15日
駐 車 場:鏡岩緑地(河川敷)279台 無料
堤外第二駐車場 36台 300円/回
大宮町駐車場 12台 300円/回(大型9台 1,020円/回)
HP・予約など、詳細はこちら

小瀬鵜飼(岐阜県関市)
会 場 名:小瀬鵜飼
住  所 :〒501-3265 岐阜県関市小瀬76-3
T E L :0575-22-2506 (関遊船(株))
営業時間 :
開催期間 :5月11日~10月15日
駐 車 場:20台
HP・予約など、詳細はこちら

長良川鵜飼について

長良川における鵜飼は日本で唯一皇室御用の鵜飼であり、長良川の鵜匠は職名を宮内庁式部職鵜匠といい、
長良川の鵜飼用具一式122点は国の重要有形民俗文化財、長良川鵜飼漁法は岐阜県指定重要無形民俗文化財です。
また、鵜匠家に伝承する鮎鮓製造技術、長良川鵜飼観覧船造船技術、長良川鵜飼観覧船操船技術は岐阜市指定無形民俗文化財となっています。
このことが、国内にある十数ヶ所ある鵜飼のなかで有名である所以です。

周辺観光

木曽川うかい

・国宝 犬山城(詳細はこちら
・博物館 明治村(詳細はこちら
・野外民族博物館 リトルワールド(詳細はこちら
・日本モンキーパーク(詳細はこちら
・お菓子の城(詳細はこちら
・犬山成田山(詳細はこちら
・どんでん館(詳細はこちら

長良川鵜飼

・長良川うかいミュージアム(詳細はこちら
・川原町の古い町並み散策(詳細はこちら
・岐阜城(詳細はこちら
・金華山ロープウェイ(詳細はこちら
・岐阜公園
・長良川公園

小瀬鵜飼

・ 百年公園(詳細はこちら
・関鍛冶伝承館(詳細はこちら

観光一例

実際に私が鑑賞した時の日程をご紹介します。
一例として参考になれば幸いです。

私は2017年8月上旬にあるツアーに参加し、愛知県犬山市にある木曽川うかいで鑑賞しました。
雰囲気を存分に楽しむため浴衣で参加したのですが、
午後からのツアーだったので日中の暑さは徐々に和らぐ時間帯でしたし、
浴衣&下駄での散策も1時間程だったので暑さや足の疲れさほど気にならなかったです。

14:45頃 名古屋駅を出発。
バスで犬山市へ。
16:00頃 名鉄犬山ホテルに到着。
犬山城下町を散策。
17:30頃 名鉄犬山ホテルで夕食。
バイキングでした。
19:00頃 鵜飼鑑賞乗船。
船上で花火鑑賞もしました。
20:30頃 名鉄犬山ホテルを出発。
21:30頃 名古屋駅に到着。

間近で伝統的な漁と花火も船上で鑑賞できて素敵な1日になりました。
漁や鵜について歴史を感じる(なんども使って擦り切れた?)録音された音声で説明を受け豆知識も増えましたし
船上での花火は特等席で鑑賞する感覚で、なんとも風流でした。

まとめ

周辺の宿泊施設などでの食事や散策などを組み合わせると大満足な観光になると思います。
ぜひ、参考にして楽しんできてくださいね。

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名古屋生まれ育ち、名古屋に骨を埋めるつもりでいる名古屋loverです。 「眠る待ち名古屋」「日本三大ブスのひとつ」「名古屋飛ばし」など 不名誉な異名をもつ名古屋(事実なので反論できませんが・・・)。 住んでみると・よく知ると、住みやすく楽しめる街です。 近郊の市町村も含めた情報を、観光者はもちろん名古屋人にも活用してもらえるように紹介・発信しようと思っています。 名古屋loverなので、偏見・贔屓はご愛嬌としてこのサイトを愛用していただけるとありがたいです。