高山は岐阜県北部にある山岳都市で、
隣には日本三名泉の一つ下呂市や合掌造りで有名な白川村があります。
古い街並みや高山祭に代表される歴史と伝統が息づく街で、
江戸時代に幕府に主権を握られるまで山奥にありながら資源が豊富だったこともあり、
独自の文化や発展を遂げています。
そんな高山市へ短時間観光を楽しんできたので報告を兼ねてご紹介させていただきます。
高山駅から徒歩圏内にほとんどの観光名所があったので、短時間でも十分に楽しめる観光地でした。
目次
短時間の高山観光条件
実際に私が楽しんだプランなので参考にしていただけたら幸いです。
移動条件:高山までの移動は電車、高山では徒歩移動。
観光条件:食を中心に低コストで散策。
所要時間:夕方までに名古屋へ帰る。
移動
高山への移動手段は、車・電車・バスがあります。
寄り道や徒歩圏外にも足を伸ばしたい方は車を選択されると良いです。
低コストを最優先するのであれば、バスがオススメです。
今回は時間通りに行動したかったので、電車での移動を選択しました。
また追加料金がかかりますが、乗り換えなしで気楽に移動できる特急で移動しました。
行き: 7時45分(始発)名古屋駅発 → 10時16分高山駅着
帰り:14時40分高山駅発 → 17時 4分名古屋着
観光内容
①朝市
到着後、朝市へ直行!
なぜなら11:30くらいに大半が閉店してしまうのです。
陣屋前と宮川沿いの2ヶ所で朝市が開催されています。
今回は宮川朝市へ。。。
というのは、私の一番の目的だったコマコーヒーさんが出店されているから。
ここではカップまで食べられるクッキーカップでキャラメルマッキャートを
モーニングコーヒー代わりにいただきました。
クッキーカップは飲み物を入れても耐えられるの?
と不思議でした。
砂糖でコーティングされていたので漏れることはありませんでした。
飲み物の温度で徐々に砂糖が溶けるので味の変化も楽しめました。
ラテアートも施してくれて、朝市のオシャレでアイディア溢れる一杯でした。
②地元テレビ局の番組で紹介されていたお店へ
宮川朝市を北に向かい橋がある通りを左に入ったところにある「広重スイーツマジック」さん。
中京テレビの「PS純金ゴールド」で2016年4月22日の放送で紹介されたバームクーヘンのお店です。
気になっていたので、魔法のバームクーヘンと生バームクーヘンを購入しました。
イートインスペースがないので買い食いをするか、お持ち帰りをすることになります。
バームクーヘンは美味しかったです。
ですが、美味しいバームクーヘンがたくさんあるこのご時世、このレベルの美味しさは標準になってきていると感じました。
③桜山八幡宮
軽く桜山八幡宮を散策。
国の重要無形民俗文化財に指定されている秋の高山祭が行われ、たくさんの観光客が訪れる場所です。
今回、私は参拝とまではいかず、サクッと散策程度に寄らせていただきました。
高山祭の時に訪れてみたいですが、人混みが苦手なので意気込んで予定を立てたいと思います。
④商店街や古い街並みを散策
街並みや商店街の散策しながら次の目的地まで歩きました。
商店街では、松風園まつの茶舗というお茶屋さんに立ち寄りました。
入店して右側が茶葉、左側には茶道具が置かれており、茶葉はもちろん茶道具も結構豊富に揃っている印象を受けました。
なんとなくフラッと入店したのですが、
日本茶インストラクターさんが3名程いらっしゃるそうで、丁寧で親切な接客に満足でした。
色々試飲をさせていただき「青のほうじ茶」を購入しました。
ほうじ茶なのに青いってどんなだろうと気になって…
緑茶とほうじ茶の中間のような不思議な味でした。
散策は、もちろん食べ歩きしながら!
こって牛では、三種盛り(1,000円)をいただきました。
お皿は煎餅なので全て食べられます。食べ歩きには持ってこいです。
パクッとペロッと食べられる美味しさ・食べやすさでした。
お土産屋さんと同じ建物に店舗があり、
お店の奥で食べることも出来るので散策途中の一休みで利用するにも良いかもしれません。
街を散策していると、郵便ポストが木製だったりタイムスリップしたのかと思わせる佇まいのお茶屋さんや薬局がありました。
京都のように景観条例があるのか、Familymartやマツモトキヨシの看板が落ち着いた色でした。
また、京都のように道も狭くなく観光客量も少ないので、ゆっくりと散策できたと感じました。
⑤飛騨高山まちの博物館
旅の醍醐味は食だと思っているのですが、
初めて訪れる土地について少しは理解するべきだとも思っています。
事前に検索したところ、飛騨高山まちの博物館が適した場所だと思ったので寄ることに。
何と言っても入館無料!なので寄らない理由がありません!
この博物館は元はかつて高山の資産家であった永田家の屋敷だったそうです。
敷地は広く綺麗で、高山の成り立ちや人々の生活・歴史の流れを知ることができる展示で見応えのある博物館でした。
⑥みたらし団子食べ比べ
高山のみたらし団子は醤油味なので甘くないのが特徴です。
みたらし団子は大好物!
みたらし団子は地域によってタレや呼び方が若干違うそうです。
同じ東海地方の岐阜なのに私が食べ慣れているみたらし団子とは違うそうなので、食べない訳にはいきません。
調べたところ2店が有名のようだったので食べ比べることにしました。
二四三屋(ふしみや)と陣屋だんご店のみたらし団子を食べ比べしました。
価格は、
二四三屋90円/本
陣屋だんご店80円/本
でした。この2店の味に大差はないように感じましたが、二四三屋の方が若干しょっぱめでした。
甘辛いタレのみたらし団子が標準で育った私としては、陣屋だんご店の方が好みです。
⑦高山陣屋
陣屋だんごのすぐ近くにある高山陣屋へ行きましたが、今回は門前で建物を鑑賞する程度。
なぜなら、有料(入場料420円)であったことも一因ですが、短時間観光だったので諦めました。
陣屋とは、江戸時代の幕府体制の藩庁が置かれた屋敷のことで、現代でいう裁判所や役所にあたるそうです。
主要建物が現存しているのは全国でもここだけで、山奥の僻地であるにも関わらず徳川将軍の直轄領であったことから使用されている模様などに特徴があるそうです。
そう言った様々な背景・ドラマを感じながらがじっくり鑑賞できる場所なので次回のお楽しみとしました。
⑧国分寺
帰り際、触ると念願が叶う石でできた願掛けさるぼぼに気づき何気なく立ち寄ったのですが、かなり歴史のある寺でした。
古い街並みや陣屋は江戸時代のものですが、国分寺の創建は奈良時代!!
本堂は重要文化財に指定されていますし、境内にある銀杏の木は樹齢推定1,200年で願掛けをすると母乳が出るようになるなどといわれていいるそうです。
鐘楼門・三重塔にもそれぞれ歴史があるので、もっとゆっくり鑑賞できたら良かったと思う場所でした。
まとめ
短時間でも充実した観光を楽しめると感じていただけたでしょうか?
温泉など時間があればあるだけもっと盛りだくさんの観光プランを立てられますが、
短時間でもこれだけ楽しめるので魅力・価値の高い場所だと思います。
皆さんのお出かけプランそれぞれの条件・目的・好みに合わせて、
カスタマイズしていた抱く際の役に少しでもなれたら幸いです!
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